[管理栄養士]健康食品ってよく聞くけどどんな種類があるの?徹底解説!

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管理栄養士国家試験で最近よく出題されている「健康食品」に関係した問題。

これ、同じような名前だったり少しずつ制度に違いがあったり、意外にややこしいんです。

今回はそんな健康食品について大まかに解説していきたいと思います。

健康食品ってなに?

そもそも食品とは、「全ての飲食物(医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品を除き、食品衛生法規定する添加物」のことです。

参考:食品表示法 第一章第二条の1 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=425AC0000000070

つまり一般的なお薬以外で健康をサポートしてくれる食品を健康食品とざっくり読んでいます。
健康食品といっても様々な種類があり、その有効性も認定されている制度によってまちまちですので、しっかり理解して選ぶことが大切です。

医薬品・健康食品・食品の分類は以下のようになっています。

大きく分けて特別用途食品保健機能食品があることがわかります。

それでは、それぞれについて大まかに見ていきましょう。

特別用途食品とは

特別用途食品には

  1. 病者用(個別評価型)
  2. 病者用(許可基準型)
  3. 嚥下困難者用
  4. 妊産婦用
  5. 乳幼児用
  6. 特定保健用食品

があります。

あれ?特定保健用食品って保健機能食品じゃないの?と思いませんか。

実は特定保健用食品は、特別用途食品であり、保健機能食品なんです。

なぜそんなことになっているのでしょう?

特別用途食品は、「乳児の発育や、妊産婦、授乳婦、えん下困難者、病者などの健康の保持・回復などに適するという特別の用途について表示を行うもの(特別用途表示)」とされています。

参考:健康増進法に規定する特別用途表示の許可等に関する内閣府令 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=421M60000002057

特定保健用食品は、この条件に当てはまるため、特別用途食品でもあるんですね。

許可を出すのは内閣総理大臣とされていますが(健康増進法)、その権限は消費者庁長官に委任されています。

許可は、許可基準があるものはその基準に合っているかを審査し、基準がないものは個別に評価しています。

特定保健用食品(トクホ)とは

特定保健用食品は「特別用途食品のうち、食生活において特定の保健の目的で摂取をする者に対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をするもので、消費者庁長官の許可を得たもの」のことです。

参考:健康増進法に規定する特別用途表示の許可等に関する内閣府令 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=421M60000002057

その表示については、2015年に施行された食品表示法が定める食品表示基準に基づいて行われます。

整理すると、

  • 特定保健用食品について定めているのは健康増進法
  • 特定保健用食品の表示について定めているのは食品表示法

と言うことになります。

ちなみに、特別用途食品なので、許可を出すのは内閣総理大臣とされていますが(健康増進法)、その権限は消費者庁長官に委任されています。

国家試験で「特定保健用食品の許可は内閣総理大臣が行う」と言われたら、バツ、となります。

特定保健用食品には

  • 個別許可型
  • 個別許可型(疾病リスク低減表示)
  • 個別評価型(規格基準型)
  • 条件付き特定保健用食品

があることも覚えておくと良いでしょう。

栄養機能食品とは

栄養機能食品とは、「栄養機能食品とは、特定の栄養成分の補給を目的として利用される食品で、当該栄養成分を含み、食品表示基準にしたがった栄養成分の機能を表示するもの」のことです。

参考:食品表示基準 http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/pdf/food_labeling_act_180921_0001.pdf

これは規格基準に適合していれば国の許可や届出が必要ないため、許可マークはありません。

保健機能食品の中でもハードルが低いものと言えそうです。

機能性表示食品とは

機能性表示食品とは、「事業者の責任で科学的根拠に基づいて特定の保健の目的を容器包装に表示をする食品」のことです。

参考:食品表示基準 http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/pdf/food_labeling_act_180921_0001.pdf

「事業者の責任」とあるように、消費者庁長官の許可は必要ありません。

そのため許可マークもありません。

ただし、販売の60日前までに届出が必要なので注意が必要です。

まとめ

今回は特別用途食品、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品について解説しました。

  • 特別用途食品は病者用、嚥下困難者用、妊産婦用、乳幼児用、特定保健用食品があり、直接許可を出すのは消費者庁長官である。評価型と許可基準型がある。
  • 特定保健用食品(トクホ)は特別用途食品であり、保健機能食品である。その基準により4つの分類がある。
  • 栄養機能食品は保健機能食品の1つで、基準を満たしていれば国の許可や届出が必要ない。
  • 機能性表示食品は保健機能食品の1つで、事業者の責任で表示するが、届出が必要である。

これらのことを頭にいれておくと、詳しく勉強してもスムーズに進みます。

ぜひしっかり頭に入れてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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