[特定管理栄養士]管理栄養士の中でも更に専門的な資格とは?

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管理栄養士になった後の働き方には病院や行政など様々ありますが、

そうして働く中でさらに高みを目指したいという人もいるでしょう。

そんな人にご紹介したい資格が、日本栄養士会が認定している資格です。

これらの資格を持っているのは管理栄養士の中でも、特定の分野においてエキスパート的な存在です。

ワンランク上の管理栄養士と行ったイメージでしょうか。

現在は時代のニーズなどもあり、病院などの臨床的な現場で使えるものが多いのですが、

今後管理栄養士の活躍によってこの幅は広がった行くと考えられます。

特定管理栄養士

特定分野管理栄養士は、その領域の特定分野における実践活動により優れた成果を生むことができると同時に、自ら必要とするスキルを認識し、常にその資質向上に向けた研鑽を行うことができると、日本栄養士会が認めるものです。

引用元:日本栄養士会HP https://www.dietitian.or.jp/career/specialist/

研鑽なんてなんだか難しいですね。
つまるところ、特定分野において活躍できる管理栄養士に与える資格ということです。

特定管理栄養士には4種類あります。

1.特定保健指導担当管理栄養士

特定保健指導は40歳から74歳の者が受ける健康診断です。
もともと健康診断はがんや生活習慣病の早期発見・予防が主な目的でしたが、
現在はメタボリックシンドロームの者や予備軍を減らす目的で行われています。

特定保健指導担当管理栄養士は、ただ単に情報提供を行うのではなく、
対象者の生活習慣をより良くするための行動変容を実現する、
質の高い栄養指導能力が求められる資格です。

認定者総数は平成29年度末で141人です。

2.静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士

食事は口から食べるだけではありません。
例えば、食道や胃など消化に必要な器官が病気により使えなくなった場合、
腸や静脈から栄養を補給することがあります。

そうなった患者様に対し専門的にケアに当たるのがこの管理栄養士です。

科学的根拠から経腸栄養(腸に直接栄養を補給する)や、
静脈栄養(静脈に直接栄養を補給する)に関する最新の知識などを学び
経腸、静脈栄養の管理を行なっていきます。

認定者総数は平成29年度末で1,211人です。

3.在宅訪問管理栄養士

近年、日本では自宅で療養する者や要介護者が増えています。
そういった状況の中で他職種と連携し、在宅療養者の状況に適した栄養食事指導ができる専門的な管理栄養士資格です。

療養者やその家族の気持ちを汲み取り、最後まで口から食べ物が取れるよう
支援できる管理栄養士を育てることを日本栄養士会は目指しています。

認定者総数は平成29年度末で849人です。

4.公認スポーツ栄養士

スポーツの現場からの栄養サポートのニーズは年々高まっており、
日本代表のようなトップアスリートからジュニア層やスポーツを愛好するものまで
その多種多様なスポーツ現場からのニーズに応えるための専門栄養士です。

チーム・団体内では監督やコーチをはじめ、医療チームとの連携が必要になります。
それらについての知識はもちろん、それぞれの競技についての知識も必要不可欠です。

オリンピックなどに帯同しているものもおり、注目を集めています。
認定者総数は平成29年度末で259人です。

管理栄養士専門分野別人材育成事業

より卓越した技術・知識を修得し、より複雑で解決困難な栄養の問題を有する個人や集団に応じた栄養管理を実施でき、その専門性を教育や研究スキルにも発揮できる管理栄養士を、専門管理栄養士として関連団体と共同して認定します。

引用元:日本栄養士会HP https://www.dietitian.or.jp/career/specialist/

特定管理栄養士よりもさらに専門性に優れたスペシャリストといったところでしょうか。
本当に極めてる!という感じがしてかっこいいですね。

1.がん病態栄養専門管理栄養士

がんは現在日本国民の死因の第1位であり、その告知や治療の過程は患者様やそのご家族に大変な負担となります。
また、治療の中で様々な原因から食事摂取や管理が難しくなることも少なくないです。
そんな中でがんの栄養管理や指導を目的として認定されるようになりました。

2.腎臓病病態栄養専門管理栄養士

腎臓病に関する幅広く深い知識を持った専門管理栄養士です。
透析患者は年々増え、その医療費も膨れ上がる昨今に、
透析に移行することを防ぐ専門管理栄養士として重要な役割を果たしそうです。 

3.糖尿病病態栄養専門管理栄養士

糖尿病に関する幅広く深い知識を持った専門管理栄養士です。
糖尿病には神経症、網膜症、腎症と三大合併症があり、どれも日常生活が脅かされる恐ろしいものです。
これらが発症しないよう、栄養管理や指導を通じて貢献していく専門管理栄養士です。

4.摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士

高齢社会と言われて久しい日本において、いくつになっても自分の口から食事をすることは大きな目標です。
摂食嚥下に関する障害をもつ患者様やその家族に対し栄養指導と管理を行う専門管理栄養士です。

5.在宅栄養専門管理栄養士

在宅療養者に対し、個人及び集団のレベルで、生活状況に合わせた食事管理や指導を行います。
在宅栄養管理に関わる他職種との連携が特に不可欠と言えそうです。

まとめ

この記事では、管理栄養士の中でも特に専門的な知識をもつ管理栄養士に与えられる資格について解説しました。

少し難しい言葉も多く、わかりづらい部分もあったのではないでしょうか?

とりあえず、それぞれに特化した専門的な管理栄養士の資格もあるということを知ってもらえたら嬉しいです。

  • 特定保健指導担当管理栄養士は、特定保健指導に特化した管理栄養士。
  • 静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士は、口からの食事だけでなく、腸や静脈への直接食事を送る治療法に特化した管理栄養士。
  • 在宅訪問管理栄養士は、在宅で療養する人に特化した管理栄養士。
  • 公認スポーツ栄養士は、様々なアスリートに特化した管理栄養士。

さらに、これらの上に、スペシャリスト的存在の管理栄養士資格もあり、
がんや腎臓病、糖尿病などに対し専門的な食事管理・指導を行なっています。

あなたが気になるものはありましたか?
ぜひ将来を考えるひとつの情報としてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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