[書評] 銃 病原菌 鉄を読んだ感想

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銃・病原菌・鉄(いいタイトルですが・を打つのが面倒ですね)を読みました。読もうと思ったきっかけは「サピエンス全史」が一時期すごい流行ってて、みんな読んでて私も買おうと思ってました。

しかし、上下合わせて4000円弱する上に、あまりの人気ぶりに中古でもメルカリでもなかなか値段が落ちづらく買うのが億劫になってました。

そこでひらめいてしまいました。

銃・病原菌・鉄も似たようなもんやし安いしこれでえーやろwwww

というクソみたいな理由で買ってしまった私であります。ちなみに文庫本なので軽いし電車とかでも読みやすいです。何だか恥ずかしいのでカバーはしていました。

上下合わせても2000円弱です。kindle版だとほんの少し安いです。

私はこれを読んでる間にサピエンス全史が値下がりするだろうと予想していましたが、意外と夢中になってしまって一思いに読み抜けてしまいました。

それではこれから書評に参りたいと思います。

内容について

まず、銃・病原菌・鉄というタイトルでどのような内容か気になる方も多いと思いますが、簡単に説明したいと思います。

人類は元々狩猟民族でしたが、世界のある地域で部分的に農耕が発明され、多くの地域に伝わりました。そして農耕民族は集権的な集落を作り、王、兵隊、職人などを養うことができました。そうして蓄えた武力で近隣の狩猟民族を駆逐してしまいました。これが世界の多くの地域で起こった出来事です。有名な例では北米でヨーロピアンがネイティブアメリカンを駆逐したことが相当します。この史実に対し、なぜ農耕を始めれた民族と始められなかった民族があるのか、ということの地理的要因を科学的に考えていくのが本書であります。

またタイトルの銃・病原菌・鉄というのはどれも農耕民族が作ったものです。鉄は農耕民族に取って武器になり、鉄器になりと用途が多いです。これを作ることができるのは、定住して、職人を養える余裕のある農耕民族です。

また銃も鉄の加工品ですので、偉大な発明家が考えたものでしょう。

そして病原菌とは農耕民族は家畜を飼うので、そこから様々な病原菌(インフレエンザなど)をもらいました。

病原菌は最初は当然農耕民族を襲いました。流行すると多くの人が死んでしまうような危険な病原菌まで、家畜からもらってしまうことがあります。しかし、抗体をたまたま持った人間は生き残ります。そして抗体を持った遺伝子が次の子孫へ受け継がれます。そのようなことを数千年くり返すことで、農耕民族は多くの病原菌に対して、抗体を得ることができました。

その結果新大陸を征服したいときに、狩猟民族の敵に病原菌を移せば、抗体のない相手は感染し、多くの死者を出します。実際に、戦場では敵に殺される数より病気で死ぬ数の方が多いということも十分あります。

なぜ、ここまで農耕民族と狩猟民族との間に違いが生まれたのかを地理的な要因で筆者は説明を試みています。

感想

筆者の語り口は非常に論理的で、必要なエビデンスも提示しています。難解な部分はそれほどなく、非常に読みやすいですし、多くのことを考えさせられました。

人類はアフリカで誕生し、多くの土地に移動しました。そして自分たちが定住する土地によってこれほど多くの違いを生むことになるとは、当時の人類は思いもよらなかったでしょう。

また、たまに日本についても言及しており、その点は興味深い内容があります。サピエンス全史を読んだ方も読んでない方も、歴史に興味がない方にも是非とも読んでほしいと思います。

次はサピエンス全史を読めばまた書評を書きたいと思います。

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