2. ビットコインは価値があるのか

前回ビットコインはすでに普及しつつある段階で日本にもビットコイン決済できるお店がいっぱいあるということを述べましたが、今回はビットコインはなぜお金のように使えるのかについて書いていきます。

現在ビットコインの相場は0.01BTC=約1300円ということを書きましたが、なぜ0.01ビットコインのために1300円も払う人がいるのでしょう?

これの説明をする前に、一歩前に戻って「なぜ1000円札という紙切れでお米や野菜が買えるのか」という疑問を考えていきましょう。

以前は国の通貨に金本位制(きんほんいせい)という制度が導入されていました。この制度というのは日本銀行には日本円の発行量に対応する金(ゴールド)を保有していて、ゴールドが欲しい時にはいつでも1万円札と交換することができました。金というのは埋蔵量が有限で希少性があるので価値がありますよね。それと交換できる円にも当然価値があるという等式が成立していました。

ここまでは問題ありませんね。1971年のニクソンショックで金本位制は終焉を迎え、各国は管理通貨制度へと移行しました。管理通貨制度というのは各国の中央銀行(日本なら日本銀行)はゴールドを保有しなくても自由にお金を発行できるというものであります。これにはゴールドに縛られず、より柔軟に経済政策を実施することができるというメリットがあります。

しかし、管理通貨制度への移行によって、日本円はゴールドと交換できなくなりました。それでも日本円の価値が全く失われたわけではありません。ゴールドは有限ですが、日本円は日本銀行がいくらでも発行することができます。でも日本政府を疑って日本円を信用しないという人は少ないでしょう。そういうこともあって日本円は現在も使われているのだと思います。

そして日本円を発行できるのは日本銀行だけであり、偽札を作れる可能性は非常に少ないです(マイクロ文字や特殊発光インキを再現するのはほぼ不可能)。こういう事情があってこそ日本円には価値があります。

話を元に戻して、ビットコインはどうでしょうか?ビットコインを発行する量はすでに決まっていて、2141年に流通量は約2100万BTCを迎え、それ以後は新規発行することができないシステムになっています。つまりビットコインは「有限」だということです。さらにブロックチェーン技術(難しいので後回しにします)によって偽造することが不可能になっています。しかしビットコインは有限なだけであって保証はありません。もし暴落したからといっても、自分のお金がなくなるだけなのです。今ビットコインが高値をつけているのも、投機という面が大きいと思います。現在は取引所でビットコインと円が交換可能です。

ビットコイン決済を普及させることは難しいでしょう。クレジットカードや電子マネーに比べて、わざわざ新しいビットコインというのを使ってまで大きなメリットが存在するとは考えいにくい。あくまで投機の対象として留めておくのがいいと思います。投機する上では今後値上がりする可能性も十分考えられます。

実はビットコイン以外にも時価総額100億を超える仮想通貨というのがあります。次回は仮想通貨の種類について書いていきます。