ASICは買わない方がいい?GPUとASICを比較してみた

こんにちは、今回はBitmain社がAntminer L3+やS9などのマイニング専用機材を販売しています。日本からだとなかなか購入ルートがなく、そもそも人気で売り切れ続出のため、持ってない方が圧倒的に多いかと思われます。今回はASICについて考えてみたいと思います。

まずASICのメリットはとにかく掘れることです。50万くらいの初期費用があっても毎月10万円分の仮想通貨が掘れるなら充分でしょう。しかし、GPUマイニングと比べるとデメリットも多くあります。少し挙げてみると

  • 初期費用が高い
  • 多くのASICでは掘れるアルゴリズムが1つだけなので、その通貨が下がると掘れなくなる。
  • 意外と難易度の上昇が激しい(徐々に掘れなくなる)
  • うるさい
  • 掘れなくなったときにリセールバリューがない

と色々あります。特に電気代以上に掘れなくなると、ただの粗大ゴミと化してしまいますので、リセールバリューがありません。GPUならゲーム用途であったり、機械学習用など他の用途での需要がありますので、仮想通貨が掘れなくなっても価値がなくなるわけではありません。この点の違いが大きいと思います。

もう一つはASICでは多くの場合、掘れる暗号アルゴリズムが限られてきます。例えば、Litecoinを掘る専用のASICでは他の仮想通貨は掘れません。つまり、Litecoinの価格が下がると、必然的に掘れる金額が減少します。

ここまでは定性的な説明です。ASICを購入して儲かるのか、nicehashで実際に計算してみましょう。試算するのは「Antminer L3+」です。30万くらいで購入できるのでしょうか。それではnicehashで一ヶ月どのくらい掘れるかというと、電気代引いて約7万円ほどです。

「4ヶ月強で元が取れる」と思うかもしれませんが、次のグラフを見てください。

たった1ヶ月で掘れる量が約30%減っていますね。さらにこれはLitecoin(厳密にはScryptを採用している仮想通貨)しか掘れませんからLitecoinが暴落しても掘れなくなります。このまま同じ傾向で減っていくと4ヶ月で元が取れるはずだったのがいつの間にか電気代で赤字になってしまっている、という状況になりかねません。ですので、ASICを買うときは「出始めの一番新しいのを販売すぐ購入する」というのが大事になってきます。

一方GPUはどうでしょうか?私が使っているGTX1070を例に挙げますと、1ヶ月でほとんど掘れる量は変わっていません。

さらに採掘できるアルゴリズムも多種多様です。

もちろんリセールバリューも高いですから、大損する可能性は低いというのがGPUマイニングの魅力になります。

いかがだったでしょうか?

GPUマイニングとASICマイニングでは同じマイニングであっても、異なる点が多いため、よく調べてから始めるのがいいと思います。

ちなみに以前書いたマイニングリグ自作に必要なパーツ紹介も記事も好評ですのでよかったらどうぞ

マイニングリグの自作に必要なパーツを考えてみた